三段変形 ダイノガイスト




「チェンジ!ダイノガイスト!!」

勇者エクスカイザー 三段変形 ダイノガイスト■
 1990年7月頃発売 発売時定価3980円(税別)。

 放送期間中盤に発売された敵方ロボ。敵集団ガイスターの首領であり、エクスカイザーのライバルロボでもあるダイノガイストがラインナップされた。勇者シリーズ初の敵ロボ玩具でもある。

 恐竜モード、ジェット機モード、ロボットモードに三段変形。武装であるダイノブレード(玩具解説書では単にソードと表記)はロボットモードで背中に差しておけるほか、連結して大型剣モードにすることもできる。



パッケージ


■ダイノガイスト(恐竜モード)■
 体高28.5メートル、体長36.3メートル 重量128.8トン。
 第2話より、その片鱗のみ画面に登場していた宇宙海賊ガイスターの首領。全身を画面に見せたのは第19話から。カイザーズと同様、本来は実体を持たないエネルギー生命体であり、300年もの間、この宇宙を荒らし回っていた。地球においては仮のボディのベースとして巨大恐竜模型を選び、ティラノサウルスの姿となった。物語当初はガイスター基地深部に留まり、その姿を見せることはなかったが、カイザーズの活躍と部下の不甲斐なさに業を煮やし、中盤(第24話)以降、自ら出撃するようになる。宇宙の全ての“宝”をその手にするのが野望である。
 武装は背中のダイノキャノンと口から吐く火炎。基本的にはこの恐竜モードでいることが多いが、この姿のままでもカイザーズ全員を相手に出来るほどの戦闘能力を持つ。

 3段変形のひとつ目、恐竜モード。多段変形メカのツケか、三形態の中では一番まとまりが無く無理のある形状。特徴的な頭部とパーツの配置によりなんとか恐竜型なのは判別できる物の、劇中イメージとはかなり異なります。



バックビュー。
ジェットモードの機首が尻尾に。



口は開閉。特徴的な頭のツノはロボット時には胸のプレートになります。
ロボット時の見栄え優先とはいえ、デカすぎ。



背中の横にあるボタンを押すと、ダイノキャノンがスプリングアクションで展開。



アニメ設定では肩に出したままの状態がデフォルトのようです。



これはこれで味があっていいのですが、どうしてもアニメ主体だと劇中イメージとの差が気になります。
せめてもう少し首が短いか、横にボリュームがあれば良かったんですが。



MPキングエクスカイザー/巨大合体キングエクスカイザーとの比較。
MPとは大体同じくらい、巨大合体とは体格差ありすぎ。
本来なら大きさは逆くらいで丁度いいのですが…さすがに敵ロボでそこまでの大型商品は無理だったようです。



ジェット機モードにチェンジ!!
まず、ツノを水平に倒し、口を閉じて首を伸ばします。
ダイノキャノンは元の位置に収納。



背中ブロックを180°回転させて上にあげます。



本体を寝かし、尻尾=機首と、恐竜の脚をまっすぐ伸ばします。



脚のカバーを回転。



脚と本体を繋ぐフレーム部分ごと両足を回転させ、恐竜の爪先を畳みます。



主翼、尾翼を展開。



後部車輪を出して変形完了。

■ダイノガイスト(ジェット機モード)■
 全長37.7メートル。全幅20.3メートル 全高14.8メートル。最高速度マッハ12.8。
 第22話から登場した超大型の高速飛行形態。機体下面からワイヤーフックを射出し、お宝をかっさらう。大型ながら空中戦でも小回りが利き、スカイマックスと空中戦を繰り広げたことも。

 劇中より若干細身ながら、まとまりがよいジェット機モード。翼が小さいですが、他の2形態では使用しないパーツのためあえてこのバランスになったものと思われます。



バックビュー。



角度を変えて。
劇中では機体下面に生えた恐竜の顔から後方に火炎を吐いて攻撃したこともあります。



さらにロボットモードへの変形。機体下面からシールドを分離。



側面ブロック=両腕を赤いフレーム部分を機首側に倒す形で移動。



恐竜の頭部を機首側に回転させます。



バーニア部=両足を伸ばし、腰の赤いブロックを上に回転収納。



本体を起こします。



尾翼は後方に回転させておきます。



機首を倒し、肩アーマーを水平に。



頭部を回転させます。



ダイノブレード(ソード)を機首の下にある背中のブロックに差し込みます。



機首の下はこんな感じ
2本の剣が交差する形で収納されます。



左腕の穴にシールドを装備し、変形完了!!


■ダイノガイスト(ロボットモード)■
 全高32.2メートル 重量128.8トン 走行速度182.4km/h
 ロボット形態は第24話から登場。この回から、本格的な参戦を果たす。恐竜、ジェット機、ロボットに三段変形が可能で、状況によって形態を使い分ける。ロボットモードは合体後のカイザーズよりも巨大で、一人でカイザーズ全員を圧倒するほどの戦闘力を誇る。
 脚部のダイノキャノン、ダイノホーンブレイカー、ダイノバスター、ダイノクラッシャーなど強力かつ多数の武器を装備。背中に背負った二本のダイノブレードを操り、エクスカイザーを何度も窮地に追い込んだ。必殺技は二刀流から繰り出されるダークサンダーストーム、そして連結したダイノツインブレードから放つダークサンダーインフェルノ。
 左腕のダイノシールドは第31話から使用する新兵器で、サンダーアローすら弾く硬度を誇るほか、全体からビームを放射することの出来る攻防一体の武器である。

 そして一番まとまりの良いロボットモード。多段変形メカの場合、人型がメインになるのは当然なんですが、ダイノガイストの場合やたらロボットモードの出来がよいです。このモードを起点に、他の2形態が生み出されたためと思われますが恐竜モードにしわ寄せがいった分、無理のないプロポーションになっていると思います。劇中イメージにもよく似ているし。
 不満点はダイノブレードがこの形態以外では余剰となってしまうことと小さいこと。大きさに関しては販売戦略上のこともあり、しかたないのですが武装が余るのはタカラらしくないかなあ、と。無理に収納にこだわらなかった分、見栄えはよいですが。



バックビュー。



ダイノブレードを装備。
首、肩、肘が可動。全て一軸のみです。



変形の都合上、若干股関節と膝を動かすこともできます。



片方のダイノブレードの柄に、もう片方の柄を接続することで連結した大型剣に。



「ダイノツインブレード!!」



ロボットモードでもダイノキャノン展開ギミックを使うことが出来ます。
膝側にストッパーがあるため正面位置で止まります。



キングエクスカイザーに迫るダイノガイスト!!
その強大なパワーの前にエクスカイザーも大ピンチに!



実際にはピンチになりそうにない体格差。
グレートと比べた日には…



というわけで三段変形ダイノガイストでした。
あくまでも当時としては、ですがかなり出来がいい良作です。
特にロボットモードの造形は今の技術で作った玩具にも見劣りしません。
実際、当時の玩具の中で一番アニメのイメージに近いのがこのダイノガイストだったりします。

こうした敵メカを必ずラインナップに入れてくる辺りがさすがタカラと言ったところですが、
勇者シリーズの敵メカは翌年の三獣合体ドライアス以後、
TF商品のリデコ、リカラーのみとなり、ジェイデッカー、ダグオン、ガオガイガーでは
敵側のメカはついに発売されませんでした。
そういう意味でも、このダイノガイストは希少な存在であり、
劇中のキャラクターの魅力もあわせ、人気の高い玩具となっているようです。


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