DX超合金・ダイレオン
(超合金GC−29)




「俺が正義だ!ジャスピオン!!」

サタンゴースを倒し、銀河の平和を取り戻せ!変形せよ、戦闘巨人ダイレオン!!


■巨獣特捜ジャスピオン 作品解説■
 1985年3月15日〜1986年3月24日放送。全46話。

 遠く銀河の彼方、予言書・銀河聖書(ぎんがバイブル)に記された伝説の暗黒大魔神サタンゴースが復活。それを知った銀河聖書の発見者、大賢者エジンは、自ら育てた銀河の野生児・ジャスピオンに、サタンゴースの追撃と巨獣退治を命じる。ジャスピオンはアンドロイド・アンリとともに、超惑星戦斗母艦ダイレオンを駆って、夢と冒険の旅に出発した。
 サタンゴースは悪の超魔力により、巨獣を凶暴化させ、操ることが出来る。全銀河を巨獣帝国にしようとするサタンゴースを追い、いくつもの惑星を旅するジャスピオンがたどり着いたのは、銀河でもっとも多くの巨獣が眠る星・地球だった。巨獣惑星・地球をサタンゴースの魔の手から守るため、サタンゴースの息子・マッドギャランをはじめとする数々の異星人や巨獣との激しい戦いの火蓋が切って落とされた!

 宇宙刑事シリーズ3部作のノウハウを活かし、新たなスケールのSFヒーローの創造に東映が挑戦した野心作、それが「巨獣特捜ジャスピオン」である。より壮大な宇宙観を見せるべく、本作では「巨獣」と呼ばれる巨大怪獣が物語の軸として存在。それと共に、ジャスピオンは全銀河を渡り歩き、巨獣を倒し、時には助ける「銀河の野生児」という、宇宙刑事とは一風異なるスタンスのヒーローとして設定。変身ヒーローではお約束だった変身ポーズや名乗りシーンを廃し、自由奔放で自らの正義に従って戦う新しいヒーロー像が作り出された。
 本作の魅力はなんといってもクライマックスに展開される巨獣と、戦闘母艦から戦闘巨人に変形したダイレオンの巨大戦で、特にダイレオンのアクションは、ワイヤーワークなどを駆使し、当時の特撮では考えられかった「巨大ロボットのアクロバットな戦闘」を映像化、ファンの度肝を抜いた。また、悪のヒーローとも呼べる闇の貴公子・マッドギャランの登場は鮮烈で、等身大戦においても数々の魅力的な対決を演出した。
 残念ながら宇宙刑事からの路線変更と、「巨大怪獣もの」と言うジャンルが時代遅れともとられたこともあって、視聴率が振るわず、中盤放送時間の変更やいくつかの路線変更を余儀なくされるものの、その骨子にあった魅力は失われることなく、後半の「黄金の鳥」を巡る謎解きを含めて、物語は壮大なスケールを損なうことなく結実する。完成度のあまりに高かった宇宙刑事シリーズに比べると評価は低いが、その独特の世界観とスタッフがこだわり抜いたSFアクションの魅力は、決して見劣りする物ではない。

■超合金GC−29 DX超合金 ダイレオン■
 1985年発売 定価4500円。
 「巨獣特捜ジャスピオン」において中心となる商品がこの超惑星戦闘母艦から戦闘巨人に変形する「DXダイレオン」である。宇宙刑事シリーズにも巨大ロボットに変形する戦艦は存在したが、あくまで等身大ヒーローがメインの宇宙刑事と異なり、ジャスピオンではダイレオンに乗った巨大戦がメインに描かれることとなり、自然商品展開もダイレオンを中心とした物となった。
 劇中通りの変形パターンで戦闘母艦からロボットに変形。小型メカのガービン、アイアンウルフが付属し、機首に収納、スプリングによる発進遊びが楽しめる。この時期の超合金ロボとしては破格のプロポーションと可動範囲を持ち、その完成度は非常に高い。
 発売当初は商品サイズギリギリの小振りなパッケージだったが、小売店からの「価格に対して箱が小さくて売りにくい」という苦情が出たため、後期は一回り大きいパッケージに変更されている。(商品内容に変更はない)



パッケージ。こちらは後期版。
前期版は基本的なレイアウトは変わらないが表面の商品ロゴ部分が一部異なる。



アイアンウルフ(バイク)、ガービン(戦車)が予備を含めて3個、
それに本体の物と別に予備の拳が一組付属する。


■超惑星戦闘母艦ダイレオン■
全長:52メートル 全高:21.3メートル 全幅:26.7メートル 重量:12000トン
 ジャスピオンの基地ともなる巨大母艦。ワープ航法で恒星間飛行も可能。ワープエンジンは後部に2基装備されている。装甲は、隕石が衝突したくらいではびくともしない。2基装備されたエクスプロージョンミサイルが最大の武器だ。
 操縦は、手動・オート・セミオートいずれも可能で、小人数でも全操作が可能なように、かなりの部分がオートメーション化されている。ジャスピオンやアンリ、ミーヤ(ペット的存在の巨獣の赤ちゃん)の生活の場でもあるため、日常的な装備(娯楽室、散髪セット他)も多くある。コクピットには2人分のシートがある。瞬間移動電送装置により搭乗員を地上に転送する。
 なお、戦「闘」母艦と戦「斗」母艦の二種の表記が存在するが、当時の資料でも混在するため、どちらが正しいと言うわけでもないらしい。玩具版は「戦闘母艦」なのでこちらで表記する。


 特撮メカらしく、劇中のイメージとかなり近いシルエットに仕上がっています。残念なのは劇中での巨大感溢れるディティールのほとんどがシールでの再現になっていること。超合金らしく、手に持ったときの重量感はあるのですが全体的な印象がノッペリしてしまい、精密感や巨大感とは縁遠くなってしまっています。銀色の本体色は塗装と成形色が混在するもののそれほど気にならず、黒いラインと相まって独特の格好良さを醸し出します。



バックビュー。



サイドビュー。
キャタピラが前後に二つずつ。コロガシ走行も可能。



超惑星マシーン・アイアンウルフ(奥の三角っぽいメカ、ジャスピオンのバイク)
超惑星戦車ガービン(手前の四角っぽいメカ、ジャスピオンの変形戦車)が付属。
同スケールというにはアイアンウルフが大きすぎますが、
母艦の魅力を際だつのはこういう小物があってこそ。



ダイレオンのフロントノーズが展開。



内部にアイアンウルフ、ガービンを収納。
下の黒いパネルを押し込み、機首の上部(コクピット部分)を下に押すと
パネルがスプリングで押し出され、それによりメカが発進。



無理矢理2台収納。
一応一台ずつ収納するように指示されているんですが何とかハッチも閉じることが出来ます。



「戦闘巨人!ダイレオン!!」



まず後部キャタピラを内側に畳みます。



エンジンブロック上部の丸いパーツ(ストッパー)を押しながら後ろにスライド。



同じ久下のエンジンブロックもスライド、両方のブロックを最後まで引き伸ばします。



後部ブロックを90°回転。



踵を畳み、両脚完成。



次に母艦上面のパネルを上に開きます。



本体を起こし、機首を上下に開きます。それぞれ胸部と背中に回転させ収納。



胸部パネルと前部キャタピラは連動して収納されます。



開いた背中側のパネルを元に戻します。



側部ブロック=両腕を左右に展開。



拳と両上腕を伸ばし、側面ハッチを閉じて変形完了!!

■超惑星戦闘巨人ダイレオン■
全高:60メートル 重量:12000トン
 ダイレオンが巨獣と戦う時に変形するロボット形態。ジャスピオンの声「戦闘巨人ダイレオン!」で変形開始。その所要時間は5.8秒。ロボットに変形後、母艦のメイン(ワープ)エンジンは足首に収められ、戦闘巨人用の別のメインエンジン(ゾルエンジン)に主動力システムが切り替わる。
 武装はエクスプロージョンミサイル、サイドワインダーミサイル、ダイレオンビーム、ダイレオンフラッシュ。最大の必殺技は両の拳にエネルギーを集中し、脚のホバーにより地上を高速で移動、敵に突進してダブルパンチを叩き込む「コズミッククラッシュ。」巨獣を空中に投げてからコズミッククラッシュでとどめを刺すバリエーションも存在する。最終決戦では黄金の鳥が変化した黄金の剣を用いた「ダイレオン・コズミックハーレー」を放った。


 非常にプロポーションの良いロボット形態。着ぐるみと比べてかなり手足が長く、頭部が小さく作られているため単純に人型ロボットとしてバランスの良い体型に仕上がっています。前述のようにディティールは今ひとつですが、メッキと他の部分との相性も良く、質感という観点では十二分に見栄えは良いです。この時期の玩具としてはかなり秀逸な出来で、シンプルながらも大きく印象の変わる変形方法と相まって完成度はかなり高いと思います。



首が上下、左右に動き、肩は前後動の他、変形システムの都合もあって横に開きます。
上腕に回転軸があり、さらに肘も角度は浅いですが曲げることが出来ます。
前腕の黒いボタンを押すとパンチがスプリングで発射。(TV劇中では飛びません。)



膝が動き、膝から下も回転可能。
股関節は残念ながら固定ですが、基本的に棒立ち、肩のみ可動という仕様の多い
他の超合金と比べると驚く程良く動きます。
実際当時は驚いたんですよ…今見ると大したことないですけど。



両手にエネルギーを集め、巨獣に突進!!
「コズミック・クラッシュ!!」



サタンゴースの野望から、銀河を救え、ダイレオン!!



今回撮影に使ったのはスペースヒーローシリーズ・サタンゴース(ソフビ)と
ガチャポンHGEX、ジャスピオン。
ジャスピオンが大体ガチャポンサイズ、サタンゴースは今でいう700円ソフビサイズ。



ついでなのでサタンゴースのパッケージ。
ソフビシリーズとしてはジャスピオン、ダイレオン、マッドギャラン、
加えて初期の巨獣3種(マリゴス、ハネダー、テツゴス)が発売。


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