五星合体 DX大連王

「大王剣・疾風怒濤!!」
■DX 大連王■
1993年発売 発売時定価8980円。
中国の伝説獣(四聖獣など)をモチーフとした5体の気伝獣、龍星王、星獅子、星天馬、星麒麟、星鳳凰が合体。龍星王は単体でロボット形態・気伝武人への変形が可能で、他の四体が合体した移動用メカ・天空気殿に乗せることも可能。さらに気殿武人形態の龍星王に他の四体の気伝獣が合体することで巨大武人、大連王となるギミックを劇中同様に再現できる。
戦隊一号ロボとしては最大の部類で、パッケージの大きさとシールの多さはまさにトップクラス。合体時の全高は30cmにも及ぶ。
バリエーションとして、本商品を2つに分売した「DX龍星王」(3980円)、「天空気殿」(5000円)が存在するほか、二号ロボDXウォンタイガーとのセット箱「気伝獣超合体セット(15480円)」が発売されている。
また、海外展開による「POWER RANGERS(パワーレンジャー)」版・THUNDER MEGAZORD(サンダーメガゾード)も存在する。

五色のミニ人形が付属。それぞれ予備を含めて二つずつ入っている。

■気伝獣 龍星王(りゅうせいおう)■
全長82メートル、重量102トン。
1話より登場。リュウレンジャーの操る気伝獣。「気伝招来!龍星王」のかけ声で飛来する。リュウレンジャーと同様、炎や雷を操ることが出来る。必殺技は口から高熱火炎を吐く「大火炎」。龍の形から、人の形の気伝武人へと変化することが出来る。
東洋の龍という今までにないモチーフの戦隊ロボ。リーダーの乗るメカが合体のコアになるなど、前年度の流れを汲みながら、合体前のメカが単体でロボットになる新しい試みが成されている。変形メカとしても、龍型から人型への変形の新しい形を生み出した傑作。他の気伝獣より劇中への登場が早く、一足先に単品売りもされた。

顎は開閉可能。付属のミニフィギュアを頭部に乗せることが出来る。

足は前後とも動かすことができ爪も開閉。
長い身体は武人形態の関節を活かしてある程度ポーズを取らせることが出来る。

〜龍星王、武人変化!!〜

頭部と尻尾を取り外し、尻尾をつないでいたジョイントを本体内部に折り畳む。

龍の身体を上方向に揃え、回転させて両足に。

龍の手足を左右で合わせる。

前後ともに合わせ、回転させて身体に揃える。

本体を立ち上がらせ、胸に当たる部分のパネルを上にあげる。

そのままパネルを背中側に回して写真の位置に。

分離した頭部、尻尾はそれぞれ変形してロボ頭部と胸飾りに。

本体にミニ人形を乗せ、胸飾りをセット。

ミニ人形に被せるようにロボ頭部を差し込み、胸部に取り付ける。

■気伝武人 龍星王■
全高34.5メートル、重量102トン。
気伝獣・龍星王が「龍星王・武人変化」のかけ声で変化した武人形態。素早い動きで敵を攻撃する。空中から敵を蹴り倒す龍星キックの他、武器として気伝飛龍棍を装備。飛龍棍を回転させ突風を作り出す飛龍棍大風車や、高速回転させた飛龍棍で敵を斬り倒す大風車斬りなどの技を使う。大連王に合体する際には中心となって他の気伝獣を装着する。
龍型という難しいモチーフを見事に消化し、人型へと変形。頭部など一部差し替えながらも、本体を脚部に置き換え、龍の手足が左右で一つにまとまってロボの腕になるなど、単体の変形メカとしても見るべき部分は多い。変形前後のプロポーションも大きく破綻していないなど、非常に良くできたアイテム。デザインモチーフは、中国と言うこともあって西遊記の孫悟空が選ばれている。

気伝飛龍棍を装備。手の指(龍の爪)を開いて保持することが出来る。

大風車斬りのポーズも可能。
〜気伝招来!!〜

■気伝獣 星獅子(せいじし)■
全長21メートル、重量47トン。
6話より登場。シシレンジャーの操る気伝獣。「気伝招来!星獅子」のかけ声で出現する。霧や煙を操って敵を惑わす戦法を得意とする。必殺技は巨大な幻を作って敵を攻撃する「大蜃気楼」。大連王時には上半身の鎧となる。
龍星王の出来の良さに反比例して、他の気伝獣はほとんど置物、といった風情である。造形的には当然ながら劇中に忠実に作られており、その点では文句の付け所はない。コンビネーションさせて初めて活きてくるユニットである。星天馬、星麒麟、星鳳凰とともに「DX天空気殿」としても販売された。

付属のミニフィギュアを頭部に乗せることが出来る。

■気伝獣 星天馬(せいてんま)■
全長24.5メートル、重量52トン。
6話より登場。テンマレンジャーの操る気伝獣。「気伝招来!星天馬」のかけ声で出現する。重力を操って敵に巨大な岩などをぶつける必殺技「大重力」を使う。大連王時には右足となる。
こちらもギミックらしいギミックはない。完全に合体用ユニットである。

付属のミニフィギュアを頭部(鼻上)に乗せることが出来る。

■気伝獣 星麒麟(せいきりん)■
全長24.5メートル、重量52トン。
6話より登場。キリンレンジャーの操る気伝獣。「気伝招来!星麒麟」のかけ声で出現する。必殺技「大時間」は時間を止めたり、戻したり出来る大技。大連王時には左足となる。
星天馬と対になるユニット。首の角度やフィギュアの乗せる位置などに差違が見られるが、構造的にはほぼ同じ。

付属のミニフィギュアを頭部(額)に乗せることが出来る。

■気伝獣 星鳳凰(せいほうおう)■
全長24メートル、重量35トン。
6話より登場。ホウオウレンジャーの操る気伝獣。「気伝招来!星鳳凰」のかけ声で飛来する。マッハ4のスピードで飛行し、敵を攻撃。必殺技は竜巻を起こす「大旋風」。大連王時には腰の鎧となる。
天空気殿になる四体の中ではまだ動きがつけれるユニット。翼がヒンジ部分で可動するほか、首が若干前後する。前年度のプテラノドン同様、小型ながらも合体時の処理は秀逸なものがある。

付属のミニフィギュアは背中に乗せる。

〜四星合体!天空気殿!!〜

天空気殿への合体?は、付属の台車(ベース)に四体の気殿獣を配置することで完成する。
ちなみに星鳳凰以外の三体は載せるだけで、固定されない。
ミニフィギュアは取り外しておく。

■天空気殿■
全長:31メートル、重量:186トン。
星獅子、星天馬、星麒麟、星鳳凰の4体の守護獣が合体した空中移動要塞とも言える形態。気伝武人となった龍星王を乗せて空を飛び、敵につっこむ。特別な武器はないが、空中で龍星王が飛び出して敵を斬り倒す「超必殺天空大風車」という合体技がある。
デザインモチーフは筋斗雲。前年度の獣戦車と似たパターンだが、こちらはむしろ単体で変形できる龍星王を支援する意味合いが強い。近年では「魔法戦隊マジレンジャー」のマジドラゴンに近い位置づけだが、この段階では玩具として洗練されているとは言い難く、台車が巨大な余剰パーツとなる点は如何ともしがたい。この合体に似た例として、「鳥人戦隊ジェットマン」のハイパーハーケンがある。(二体の巨大飛行メカが台車の上に乗る形でドッキング)

龍星王を乗せた状態。
まさに、如意棒片手に筋斗雲を駆る孫悟空。

〜五星合体!大連王!!〜

星天馬、星麒麟の内部に畳まれていた足カバーを展開し、首を収納。本体後部を90°起こす。

気伝武人にした龍星王を図のようにし、足を星天馬、星麒麟に押し込む。

星鳳凰の首を後ろに畳み、尻尾を分離。

龍星王の腰のジョイントに星鳳凰を合体、腰を包むように星鳳凰の翼を折り曲げる。

星獅子は本体上部、脚部、兜に分解。脚部をさらに二つに分け収納されていた腕を展開する。

4つのパーツに分解変形。

星獅子の本体内側のジョイントを起こし、龍星王の肩に差し込んでセット。

龍星王の拳部分を星獅子・脚部側の前腕に差し込み、
肩アーマーを上にあげて龍星王の肘部分でジョイント。両腕共に合体させる。

龍星王の頭部の上から兜を取り付ける。
ジョイントは胸部アーマー側に存在し、龍星王には干渉しない。

胸のハッチを開けてミニフィギュアを収納。

劇中のコクピット搭乗シーンを再現。

腰アーマー(星鳳凰の翼)に大王剣の鞘を取り付ける。

■大連王■
全高:54メートル、重量:288トン。
第8話より登場。5大気伝獣が龍星王を中心に「五星合体」した巨大武人。ダイレンジャー5人の気力を集中すれば2500万馬力のパワーを出すことが出来る。5人の気力技を増幅して放つことが出来るほか、三つ又の槍・ダイジャベリン、巨大剣・大王剣を使用する。大王剣に全気力を集中して敵を斬り裂く必殺の“大王剣・疾風怒濤”は無敵の強さを誇る。
合体前から一転して中国武将の鎧のようなデザイン。実際に合体機構も、龍星王に他の気伝獣が鎧のごとく装着される。合体後のプロポーションは非常に良好で、玩具の巨大さとあいまって偉容さすら感じさせる。ギミックとの兼ね合いか、前年度の大獣神よりもさらに大型化し、戦隊一号ロボとしては最大級の大きさとなっている。

大王剣は鞘から抜き放ち、手に持たせることが出来る。
ダイジャベリンは飛龍棍に星鳳凰の尾を取り付けることで完成。

龍星王との大きさ比較。
機構自体は「装着」に近い大連王だが、各気伝獣が上手く配置されることによって
バランス良く合体できている。

大きさ比較。
マジキングでだいたい龍星王と同じくらいの高さ。
大獣神以降の“非超合金戦隊ロボ”は材質(プラ)の都合上、超合金系と比べ
大きい傾向にあるが、大連王はその最たるもの。
いわゆるスーパー合体系のパワーアップはないものの、
大連王は続く気伝獣との合体によって更なる変化を遂げる。
その行き着く先は…(続く)