超合金魂GX−39 バイカンフー



「天よ地よ、火よ水よ…我に力を与えたまえ!!」


■マシンロボ クロノスの大逆襲 作品解説■
 放映期間:1986(昭和61)年7月3日〜1987(昭和62)年5月28日(全47話)

 惑星クロノス。この星にはマシンロボと呼ばれる機械生命体達が平和に暮らしていた。だが、クロノス星に眠るという永遠の生命の源・ハイリビードを狙い、宇宙の犯罪組織ギャンドラーが襲来。ギャンドラーの首領・ガデスは、部下の妖兵コマンダー達を操り、ハイリビードの秘密を握るクロノス族の族長・導師キライ・ストールを襲う。キライの息子であり、天空宙心拳の使い手であるロム・ストールは、父の意志を継ぎ、守り刀・剣狼を手に、ギャンドラーと戦うことを決意する。
 同門であるジェット族の剣士ブルージェット、バトル族の闘士ロッドドリル、妹のレイナ、その従者トリプル・ジムと共に、ロムはクロノス星に伝わる「狼の紋章」を手がかりに、ハイリビードの秘密を求めて旅立つ。旅のさなか、ギャンドラーとの戦いのなかで多くのマシンロボ達と出会い、結束を固めていくロム達。やがてそれはギャンドラーに対抗する「マシンロボ軍団」となって、クロノス星を守るための大きな力になってゆく…

 1982年よりバンダイ社がオリジナル展開していた人気玩具シリーズ「マシンロボ」シリーズの初TVアニメーション化作品。元々マシンロボは玩具での展開に合わせて独自の世界設定を構築しつつあったが、映像化に合わせて設定を一新、ストーリーも当時すでに古典化しつつあった「正当派ヒーローロボットアクション」として制作された。これは当時のリアルロボットブームの中に一石を投じる意味合いと、同じく変型ロボットアニメとして人気を博しつつあった「トランスフォーマー」を意識しての企画であったと言われる。
 こうして誕生した「クロノスの大逆襲」は、その時代錯誤とも捉えられかねない「ヒーロー物の王道・お約束」を前面に押し出し、丁寧に作劇することでむしろ当時の視聴者に新鮮みを持って迎えられ、人気を博した。また、当時若手であった有名アニメーターも多数参加しており、その作画のクオリティの高さ、ダイナミックさは高年齢のアニメファンにも高い評価を受けるに至った。ヒロインであるレイナ・ストールの人気は高く、OVA「レイナ剣狼伝説」が制作されるなど、ロボットアニメの低迷かが始まった80年代後半において、多くの影響を与えた作品となっている。
 マシンロボのアニメシリーズは続編「ぶっちぎりバトル・ハッカーズ」へ引き継がれるが、すでにこの頃にはロボットアニメブームは停滞しており、高視聴率を叩き出しながらも玩具の売り上げは低迷し、番組終了と前後して、玩具展開も一時終了。(間にいくつかの派生シリーズを挟みつつも)2003年の「出撃!マシンロボレスキュー」開始までしばしの充電期間をおくこととなった。

■超合金魂GX−39 バイカンフー■
 2007年11月発売 定価 18900円(税別)。
 「マシンロボ クロノスの大逆襲」の主人公ロボ、バイカンフーが超合金魂で登場。バイカンフーは三体のロボ(ロムをロボと呼ぶのかどうかは意見が分かれるが)が入れ子式に「合身」するギミックを備えたロボットであり、当時発売された「DXパイルフォーメイションセット」のシステムは「DX分身合体ゴーディアン」のものを引き継いだ物であった。
 魂化に当たってバイカンフーは、3体の合身はもちろんのこと、、劇中の様々なスタイルで描かれたプロポーションを最大公約数的なイメージにまとめ上げ、それを立体として再現したことが最大の特徴となっており、複雑な合身機構を再現しながらも、全身の可動を実現するなど、これまでにシリーズが培ってきたノウハウを遺憾なく投入。
 また、ロム、ケンリュウ、バイカンフーそれぞれの形態では豊富なオプションパーツにより劇中の必殺技などを再現することが可能となっている。さらに、同スケールのアクションフィギュア、レイナ・ストールも付属するなど、まさに魂の名に恥じない内容となっている。



パッケージ。


〜ロム・ストール&ケンリュウ編〜



「どんな夜にも必ず終わりは来る。闇が解け、朝が世界に満ちるもの・・・。
人、それを・・・『黎明』という!」

「だ、誰だっ!?」



「貴様らに名乗る名前はないっ!」



■ロム・ストール■
 身長186cm、体重880kg。(マシンロボウェッジによると身長2.3メートル、体重1.5トン)
 第一話より登場。クロノス族の族長・キライ・ストールの息子。キライの伝える天空宙心拳(てんくうちゅうしんけん)の伝承者でもある。一見地球人のようにも見えるが、「クロノス族」はれっきとしたマシンロボの一種族である。(ただし、ストール一家は別惑星からクロノス星に来たことが後に明らかにされている。)
 正義感が強く、弱い者には優しいが、非道な敵には苛烈を持って対抗する熱血漢な面もある。普段は冷静沈着で、チームのリーダーとしての能力も高いが、妹のレイナに対してはかなり甘く、彼女のことになると“目の色が変わる”とまで敵に揶揄されている。
 天空宙心拳の数々の技を使ってギャンドラー妖兵コマンダー達と戦う。父の形見である守り刀・剣狼(けんろう)は普段は右手首の文様に収納されているが、ロムの意思で実体化。武器として使うことも多いが、剣狼の真の力は、ケンリュウ及びバイカンフーへの合身能力にある。
 物語後半では敵との戦闘の激化に対して「ブレーザーカノン」と呼ばれる大型武器を装備する事が可能となった。また、剣狼を奪われて合身が出来なくなった際はパワードスーツである「パワーライザー」を使用したこともある。
 敵の前には常に高いところから現れ、「人、それを〜と言う」「貴様らに名乗る名前はない!」等の前口上のあと、戦闘開始。戦闘時には頬当てからマスクが展開して顔部分をガードする。



ロム用付属品。
右手首6種、左手首4種、マスク無し頭部、剣狼(小)、流星(ながせ)、ジョイントパーツ。



頭部アップ。
左・マスク無し/右・マスクあり。
アップにすると目の塗装が残念なことになっていますが…
実物はかなり小さいのでマスプロ商品としてはこれが限度かなあ?



別角度から。
腕に覚えがある方は塗り直すのも良いかと思います。



後頭部にはちゃんと頭髪が。
設定段階では存在していなかった髪の毛がちゃんと造形されているあたり、
「劇中の作画イメージ」の再現を謳うだけはありますね。



各関節可動。
肩はボールジョイント、肘は二重関節。
脚は股関節がボールジョイントで、膝が二重関節、足首はボールジョイントと軸可動の組み合わせ。



腰はスウィング可能で、首は頭部との接続部分がボールジョイントの他、
袖口(肩の赤い部分の内側)が別パーツで若干ながら前方向に可動します。



ポージングの幅広さにより、天空宙心拳の様々な技を再現可能。
「天空宙心拳・旋風蹴り!!」



手首は青い部分で回転・取り外して交換できます。
左右共に入っているのは握り拳、武器持ち手、開き手、手刀の4種。
右は両手とも手刀に変えて「天空宙心拳 南十字拳!!」



「天空宙心拳 突指爆裂!!」用の人指し指を差したポーズの手首が付属。
これと武器斜め持ちの手首は右手のみです。



剣狼(小)と兄弟剣・流星(ながせ)。
それぞれ鍔側面に狼と流れ星の紋章がプリントされています。



剣狼を持たせるときは手首を武器持ち手に交換。



両手持ちや、振りかぶったポーズなど自在に取ることが出来ます。



右手首を武器斜め持ち手に変えれば、角度を変えて保持が可能に。



流星も剣狼同様に装備可能。柄尻にジョイントパーツを挟むことで、剣狼と流星を合体させることもできます。
「天空宙心拳・極意、二刀一刃!天よ地よ、火よ水よ…我に力を与えたまえ…」



「闇を操り心を蝕む者たちよ…俺は許さん!!運命両断剣!ツインブレ―ド!!」
最終決戦での決め技・ツインブレードを再現可能。
ちなみにスパロボではバイカンフーでも使えるそうですが、TV本編ではロム兄さんが生身?で使用した技です。



ブルージェット、ロッドドリルと力を合わせて戦え!!
(ジェット、ドリルは旧マシンロボ600シリーズのもので、商品には付属しません)



「剣狼よ!!」
ロムの意思に答え、剣狼がケンリュウを召喚!!いまこそ合身せよ!!



“光のエネルギーが頂点に達すると、剣狼は次元の壁を超えケンリュウを呼び寄せるのである。
ロムはケンリュウと合身することによってその力を数十倍に発揮できるようになるのだ!”



ケンリュウに、ロムが合身!!



まずケンリュウの腕を左右に広げ、首部分、肩、腰パーツを開きます。



膝のアーマーを下に降ろし、太股カバー、腰関節カバー、胸部、腹部を展開。



ロムは左の写真の様な状態に。
足首を臑の方に畳み、両腕を開き、前腕の穴が後ろに向くように回転させます。
前腕部の穴と背中の穴をケンリュウ側のジョイントと合わせて…



ケンリュウの中にロムを収納。



各部を順番に閉じます。



最後に頭を閉じて…



合身完了!!

■ケンリュウ■
 全長3.33メートル、重量33トン。(マシンロボウェッジによると身長5.3メートル、体重105トン)
 第一話から登場。ロムが剣狼で召喚し、合身する蒼い巨人。漢字で書くと「剣龍」。一般的なマシンロボ達と比べても大型の部類に入るロボで、体躯に勝るギャンドラーの妖兵コマンダーとの戦いの際しての対抗手段となる。「闇あるところ光あり、悪あるところ正義あり!天空よりの使者、ケンリュウ参上!!」の口上と共に登場する。
 戦闘手段はロムと同様、天空宙心拳と剣狼を使っての剣技。また、物語初期に遺跡で手に入れた「正義の盾(パイルガード)」を使用する。物語後半になると敵の強大化に伴いロムが直接パイルフォーメイションする事が多くなったため、出番は激減してしまった。



「闇あるところ光あり、悪あるところ正義あり!
天空よりの使者、ケンリュウ参上!!」




ケンリュウ用のオプションパーツ。
手首は左右それぞれ4種ずつ。剣狼(中)、正義の盾(パイルガード)が付属。



腕の可動。肩の動きに合わせて中にあるロムの肘関節が可動する構造。
その構造のため、前に上げるか横に開くかの2沢であり、「前に上げてから横に開く」等の
複合的なポージングは不可能。



肘の可動。独特の構造のため内蔵関節に寄らず、
上腕下部の軸を支点に前腕が回転する方式。




可動に制限はあるものの、ある程度のポージングは可能。
限られた範囲内でも工夫すれば様々なシチュエーションを再現できます。



手首はボールジョイント方式で差し替えが可能。
手刀にして拳法ポーズを再現。



内部ががらんどうのため、上下半身の接続は背中のフレームのみ。
にもかかわらず、腹部を中心に接続部をボールジョイントにすることで
胴体部の“ひねり”などを再現することが可能となっています。



脚部の可動。
ケンリュウの股関節はロムの「膝」に当たるわけですが、
構造上可動はかなり制限されます。上は足を開いた目一杯の状態。



太股を上げるのは右の状態が精一杯ですが、
合身と関係していない部位である膝、足首は非常によく動きます。
特に膝は二重関節?で大きく可動。



剣狼装備。
旧DX版ではケンリュウ用の剣狼は付属していなかったのですが
魂版はちゃんと3形態に対応した剣狼が付属しています。



正義の盾・パイルガード。
「正義の盾」が劇中呼称で、「パイルガード」は商品用の呼称。
ちなみに媒体によっては「狼の盾」と呼ばれたりしていました。



盾裏のグリップを武器持ち手で保持します。



ケンリュウ・フル装備。



付属のケンリュウ用ダミーボディパーツ。
ロムの代わりにこれを使用することで、単体でも遊ぶことが出来るようになります。



ダミーボディをセットしたケンリュウ。
胴体からダミーボディが見えますが、黒いおかげでこちらの方が見栄えはよいようです。
ただし、足の付け根などに不自然な隙間が出来てしまいます。



副産物として、中の素体に制限を受けることがないため、各関節を最大限に生かせるというメリットがあります。
ケンリュウの場合、ロムの脚が引っかかって動かせなかった股関節がフリーになり、
また接続用のヒンジも組み合わせることで大胆なポーズが可能に。



デビルサターン6出現!!
強敵を前に、いまこそ剣狼の真の力が発動!!


「天よ地よ、火よ水よ…我に力を与えたまえ…」


超合金魂バイカンフー〜パイルフォーメイション編〜

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