超合金魂GX−28 戦闘メカ ザブングル

疾風!ザブングル
■戦闘メカ ザブングル 作品解説■
放映期間:1982(昭和57)年2月6日〜1983(昭和58)年1月29日(全50話)
惑星ゾラと呼ばれている地球。しかし、人々はその名前を忘れて久しい…
砂塵の吹き荒れる荒野の惑星ゾラ、そこはどんな罪を犯しても3日間逃げ切れば放免される無法地帯。だが、主人公ジロン・アモスは、一週間以上も親の敵ティンプ・シャローンを追いかけ回していた。彼は復讐のために、商人カーゴ一家の新型ウォーカーマシン・ザブングルを奪おうとするが…
西部劇風の世界観でロボットが暴れ回る熱血痛快ロボットアクション。支配階級イノセントの鉄の掟を何の疑問もなく守り続ける惑星ゾラの住人シビリアン達が、その掟をものともしない新たな考え方を持つ、ジロン・アモスの行動がきっかけでイノセントの支配から、自由を勝ち取る、と言うのが大筋のストーリー。
だが、そうしたシリアスな側面を持ちながらも作風はおおらかで、劇中の登場人物がロボットアニメへのセルフパロディ的な言動を取ったり、戦闘シーンでさえコミカルな描写で大半が占められているという、「テレビ漫画」的なユーモアに満ちあふれた作品。
特に、第一話から主人公メカ・ザブングルが2機出てきたり、途中で新型マシン・ウォーカーギャリアに主役機の座を交代するなど、それまでのロボットアニメになかった「掟破り」な番組として話題となった。
■超合金魂GX−28 戦闘メカザブングル■
2005年発売 定価 6800円(税別)。
超合金魂シリーズとしては初の「リアル系ロボット」として、「戦闘メカ ザブングル」から主役メカ・ザブングルが登場。放送当時、完成品TOYはクローバー社から数点が発売されたが、バンダイは当時プラモデルのみの展開であったため、ザブングルの完成合金TOYは今作が初めてとなる。スケールは1/144で、同スケールのプラモデルシリーズと絡めて遊ぶことも出来るように配慮されている。
ザブングル・カーからブングルスキッパー、ブングルローバーへの分離・変形、さらにザブングルへの合体変形ギミックを、超合金魂オリジナルの解釈とオプションパーツにより出来うる限り忠実に再現。構造上無理のある所は差し替え式パーツなどで対応しているが、一応完全変形は可能。アニメ劇中の合体シークエンスを再現する事もでき、まさにファン待望のアイテムと言える。
オプションパーツ等も劇中に登場するものはほぼ再現されており、変形機構によって破綻したパーツをより劇中イメージに近づけるためのパーツや、2号機(ジロン機)用のパーツも同梱。
さらに、当時プラモデルシリーズではラインナップされなかった1/144WMブラッカリィ・タイプの半完成品モデルが同梱されている。当時商品化を待望されていた人気のマシンだけに、「ちゃんと変形できるザブングル」と合わせて、まさに至れり尽くせりの内容と言える。


パッケージ
〜ザブングルへの変形・合体〜

■ザブングル・カー■
全長18.0メートル 重量113トン 出力2000馬力 最高速度193km/h
ブングル・スキッパーがブングル・ローバーを牽引する車両形態。母艦であるアイアン・ギアーにはこの状態で格納されていることが多い。ローバーの走行能力が低いので普段はこの状態で走行する。

バックビュー。

接続部分。
ローバーのシャッター前面にある連結器をスキッパーの後部の穴に接続。

■ブングル・スキッパー(車両形態)■
全長10.5メートル、重量67.8トン 出力19300馬力 最高速度255km/h
ザブングルの上半身に変形する乗用車型マシン。機首にミサイルランチャー2基を搭載。変形して飛行も可能。
ロボット形態のプロポーションを重視したためか、劇中イメージよりはかなり細いイメージになってしまっています。碗部になる機首と、ウィング部のバランスがイマイチですがここから差し替え無しで変形できるという点を考慮するとかなり頑張っている方だと思います。

■ブングル・ローバー(カーゴ形態)■
全長9.5メートル、重量113トン 出力14700馬力 最高速度193km/h
ザブングルの下半身となるトレーラー型マシン。変形して飛行も可能。コンテナの形状をしているが、内部に搭載スペースがあるわけではなく、武装などはロープで上部にくくりつけて運搬することもあった。
こちらもイメージに比べてかなりスマートですが、見事に箱形にまとまっています。特に前面のシャッターのアイデアは産みの苦しみを感じさせる秀作。

ブングル・スキッパーの変形。
前輪、後輪(タイヤハウス)を90度内側におり、主翼を展開します。

■ブングル・スキッパー(飛行形態)■
主翼を展開し、車輪を収納した飛行形態。飛行メカの少ない劇中では貴重な航空戦力としても活躍した。
車両形態よりは違和感の少なくなった飛行形態。タイヤハウスの処理に苦労のあとが見えます。

ブングル・ローバーの変形。
コンテナ上部を左右に開き、前面のシャッターを機体裏面に回します。

安定翼の先端を開き、折り込まれていた機首を展開。

■ブングル・ローバー(飛行形態)■
変形することで単機での機動力が大幅に向上。機首には3連装ミサイルランチャーを2基搭載。
超合金魂ザブングルの変形で一番解釈が変わったのがこのローバーの機首の格納方法。本来の設定では腰部ブロックの中に機首が丸々引っ込む形で収納されるのですが、構造上かなりの無理があるためコンテナ内に移動させる形で落ち着いています。シャッターの方の設定ははもはや4次元レベルなので(笑)この処理はおおむねOKかと。

ブングルスキッパー、ブングルローバー
が飛行形態に変形し、空中で合体!!

スキッパーのタイヤを車両時の位置に戻し、後輪を90度後ろ向きに回転。

裏を向けて機首を開き…

左右の機首を回転、収納されていた拳と入れ替えます。

両腕を下ろし、前輪の向きを180°回転、主翼を上にあげます。

ローバーは本体を伸ばし、左右に分割して両足に。

裏面のシャッターを2つ折りにし、翼先端を畳みます。

ローバー機首をスキッパー後部に差し込みます。

機首を押し込むと、中で押されて頭部が姿を現します。

最後まで頭部を引き出して合体完了!!
…ですがちょっと巻き戻し。

劇中通りの合体シークエンスを再現。
まず頭部を外しておき、首のジョイントを少し戻した状態で
飛行形態に戻します。

うみを〜め〜ざ〜し〜〜て つばさ〜を〜ひらぁく〜

はがねの〜き〜た〜い〜

やしん〜を〜のせ〜て〜
胴体内に頭部がないので、飛行状態で直接ドッキングが可能に。

かぜか あらしか〜
さらに、腰のジョイント部分が結合状態でも回転できる構造なので
アニメの順番通りに上半身を回すことが出来るようになっています。

あおいせんこう〜
ここまでは劇中通り。あとは頭部を取り付け直して…

はやてのように〜ザブングル〜!ザブングル〜!
合体完了!!
〜ザブングル・ウォーカーマシン形態〜

■ザブングル(タイプ)■
全高17.8メートル 重量113トン 出力33000馬力 稼働時間10min./l
第五世代に分類される大形ウォーカーマシン。それまでのWMと比べより人間に近いスタイルであり、抜群の運動性能を誇る。カーゴ一家はイノセントから二機受け取った。
本来ブルーストーン採掘用として開発された他のWMと異なり、マニュピュレーターは人間を模した五本指のものになっており、様々なオプション武器を持ち変えることが出来る。また、二機のマシンへの変形合体能力を持つことも大きな特徴。分離時にはミサイルなどを装備しているが、合体すると内部に収納されてしまうため、武装はオプションのみで固定武装はない。変形機能が複雑なので整備性が悪く、構造が若干弱めなのが欠点。
ブルーストーン採掘用に後付けで武装を施した前世代までのWMと違い、採掘機能などを一切考慮していないため、最初から完全な戦闘目的で開発されたものと推測される。
変形合体を可能としながら、いままで商品化されたザブングルの立体物の中でも屈指の出来を誇るウォーカーマシン形態。腰から生えたタイヤハウスのアームや、腰のシャッターなど気になる部分は全て差し替えることでよりプロポーションを重視した状態にも出来るというこだわりぶり。まさに現段階での究極のザブングルと言えます。

頭部キャノピー、胸部センサー(?)にはクリアパーツを使用。
胸部はさらに中のメタリック塗装により光を反射して独特の質感に。

碗部と腰部のタイヤハウスをプロポーション重視用のパーツ(右)に差し替えることで
より設定に近い状態に出来ます。

変形用のギミックがあるタイヤハウス(左)と
プロポーション重視用タイヤハウス(右)
真ん中はブングルローバーのシャッターで、取り外しが可能。

プロポーション重視タイプにパーツを交換したところ。
このままで変形合体はできないが、より設定に近いデザインと、
超合金魂にて現代風にアレンジされたプロポーションを堪能することが出来ます。

翼は背中のコクピット部分を取り外し、破損状態の物と差し替えることもできます。
ちなみにこのコクピットは固定が弱く、ぽろぽろ良く取れます。
ガシガシ遊ぶなら、保持力の強化改造を検討した方がいいかも。

翼を交換したところ。このあと、前腕のタイヤハウスを取り外せば…

■サブ ザブングル■
アイアンギアに搭載されている二機のザブングルのうちの一体。物語初期の戦闘に置いて、背中の翼とスキッパーの前輪が破壊されてしまったため、分離が出来なくなってしまった。おもに物語前半でジロンが搭乗して活躍。
もう一体の完動品の方を1号機、こちらを2号機と呼ぶこともある。(劇中では完動品を「ザブングル1(ワン)」と呼称。関連書籍では1、2号機の他、「ジロン機」などと記載されている。)
第25話で大破してしまい、以後はジロンはウォーカーギャリアに搭乗することとなる。
変形合体が売りなのにいきなりそれを封じられた(涙)不遇の主人公機も再現可能。贅沢を言えば、前腕のジョイントブロックも取り外せるようにして欲しかったところです。

主要兵装である専用ライフル。
グリップからはマガジンを取り外すこともできます。

前腕部にフィットする独特の形状を再現。
手首は武器用のものに差し替えます。武器用手首は左右あり、
平手、握り拳と合わせて3種の手首を差し替えできます。

射撃ポーズ。

ザブングルの爪先は下に引き出すことで多少可動範囲を広げることが出来ます。

元のデザインでは可動クリアランスを考慮されていなかったザブングルですが
魂版ではこのように分割することで多少ながら爪先の自由度を確保。

大きく足を開いたポーズも可能。
但し、変形機能との兼ね合いで腿を上にあげる動きが制約されています。

超合金魂ザブングル、後半に向かって
みんな走れ!!